2020年7月2日、作曲家ニコライ・カプースチンが死去。享年82歳。
ゴリデンヴェイゼルに師事し、クラシックとジャズ、ロシアピアニズムを高度に融合した、エチュード、24プレリュード、24プレリュードとフーガ、ソナタなどの難技巧の作品を生み出した。ジャズの即興をそのまま譜に起こした感のある部分が多く、それゆえクラシックピアニストには難しい。ジャズのリズムと技巧を身に付けたピアニストでないと曲の真価を発揮できないだろう。現在のところ、マルク=アンドレ・アムランの演奏が最適。
プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ以降のロシアの重要な作曲家と評価が定まるだろう。
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